(ブルームバーグ): 27日の欧州株は反発。市場ではロシアのガス供給停止による影響が意識された一方、中国政府が矢継ぎ早に打ち出している景気支援策や企業決算が投資家のリスク選好を後押しした。

  ストックス欧州600指数は0.7%高。一時は1%安まで下げた場面もあった。ロシアがポーランドとブルガリアへのガス供給を停止したことについて、欧州の当局者はこうした事態に「備えていた」と述べ、向こう数週間分の燃料は確保していると続けた。

  業種別では鉱業株が急伸し、エネルギー株も高い。一方、小売株は下落した。

  RBCウェルス・マネジメントの投資戦略責任者フレデリク・キャリア氏は、ブルームバーグテレビジョンで「バリュエーションには既に多くの悪材料が反映されている」と指摘。「押し目買いに目を向けるだろう」と述べ、「地政学による経済への影響はすでに織り込み済みのようだ」と続けた。

 

  欧州債市場ではイタリア債が小幅安。ドイツ債とのスプレッドは2020年6月以降で最も拡大した。

  ドイツ債は上昇。10年債利回りは2月18日以降で最長となる3日連続の低下となった。イールドカーブはツイストスティープニング。短期金融市場で欧州中央銀行(ECB)による引き締め観測が後退した。

  英国債もイールドカーブがツイストスティープ化した。トレーダーの間では、イングランド銀行(英中央銀行)による利上げ観測が後退し、12月までに織り込まれている利上げは計146ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、前日の148から縮小した。

4月27日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

 

European Stocks Rise in Russian Gas Cut Rollercoaster Session

(抜粋)

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