(ブルームバーグ): 景気減速懸念が拡大し、米金融当局がここ数十年で最大の金融引き締めに着手する中、S&P500種株価指数のさらなる下落を覚悟すべきだ。

  S&P500種は先週に弱気相場入りの瀬戸際に立たされ、時価総額1兆ドル(約128兆円)余りを失ったが、「マーケッツ・ライブ(MLIV))パルス」最新調査の参加者は、今後さらなる痛みが待ち受けると予想している。

  回答者1009人の予想中央値に基づくと、S&P500種は年内に引き続き下落し、3500前後で底入れする公算が大きい。これは20日の終値3901から少なくとも10%下落し、1月のピークからは27%値下がりすることを意味する。

  米金融当局の是が非でもタカ派を貫く姿勢、サプライチェーンの混乱、景気循環への脅威拡大はいずれも、米国企業の利益創出能力への信頼を損なっているほか、バリュエーション(株価評価)も引き続き低下している。

  S&P500種は先週に週間ベースで7週連続安と、2001年以来の長期下げ局面となったが、指数が終値ベースで今年の底値を付けたと考えているのはMLIV読者の4%にすぎない。そして、少数ではあるものの、2240への歴史的な下落が進行中で、再び新型コロナウイルス禍の安値を試すと予想する向きもある。

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