(ブルームバーグ): ロシア中央銀行は26日、約1カ月で3回目の利下げを実施し、追加利下げも示唆した。ウクライナ侵攻後の金融防衛策を解除するとともに、ルーブル高を抑える目的とみられる。

  中銀は臨時会合で、政策金利を14%から11%に引き下げた。同中銀は前日に会合を緊急開催することを明らかにしていた。ブルームバーグのエコノミスト調査で23人全員が利下げを予想したが、大方は2ポイントの引き下げを想定していた。

  中銀は声明で、「今後数回の会合での利下げ見通しを排除しない」と表明。ルーブル高がインフレ低下に寄与したとしたものの、それ以上は相場に言及しなかった。

  「ロシア経済を取り巻く外的環境は依然厳しく、経済活動をかなり制限している」とする一方で、「金融安定へのリスクは幾分低下し、一部の資本統制措置の解除が可能になった」と説明した。

  予想よりも迅速なインフレ低下が利下げを可能にしたが、中銀にはルーブル高を阻止したい考えもある。4月には2回の3ポイント利下げを実施しており、ロシアがウクライナ侵攻を2月に始めた後の緊急利上げ分の大半を巻き戻した。

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