(ブルームバーグ): 26日の米株式市場で百貨店メーシーズの株価が急伸し、前日比19%高の22.92ドルで通常取引を終えた。約40年ぶりの高インフレにもかかわらず、高級品需要が持続していることを背景に通期利益見通しを上方修正した。

  2−4月(第1四半期)決算の発表に併せて同社が示した通期予想によると、一部項目を除く1株当たり利益は4.53−4.95ドルとなる見込み。従来見通しの4.13−4.52ドルから引き上げた。アナリスト予想平均は4.36ドル。

  2−4月は値上げや販促の縮小、消費者の購買行動の変化がマージンを押し上げ、予想を大きく上回る利益につながった。傘下の高級百貨店ブルーミングデールズや美容・スキンケア用品チェーンのブルーマーキュリーは、既存店売上高がメーシーズ・ブランドの2倍余りとなった。

メーシーズ:通期調整後1株利益予想を上方修正:スナップショット

  メーシーズのジェフ・ジェネット最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「オケージョン(行事)服や実店舗ショッピングへの再シフトが目立ったほか、高級品販売も引き続き好調だった」と指摘した。

  メーシーズの予想上方修正は投資家に一定の安心感を与える。先週はウォルマートとターゲットがそれぞれ通期の利益見通しを引き下げ、消費関連銘柄全般が大きく売られた。メーシーズ決算は、高所得層の購入意欲に変わりがないことも示唆した。百貨店ノードストロムも今週に入り通期の業績予想を上方修正した。

(第1段落に株価終値、第4段落にCEOコメントを追加して更新します)

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