(ブルームバーグ): 米国のサプライチェーンにかかる圧力を示す指標が2年ぶりの水準に低下した。輸送コスト指数の急低下は今年後半にかけての米経済の減速を浮き彫りにしている。

  5日公表された月次リポートによると、6月の物流担当者指数(LMI)は65と、2020年7月以来の低水準。3月に記録した過去最高の76.2から3カ月連続の低下となった。今回は20年半ば以降初めて過去平均値も下回った。現在の同平均値は65.3。

  「ロジスティクス業界の健全な拡大ペースをなお示しているが、3カ月前からは遠くかけ離れた状況だ」と同リポートは指摘した。

  今回の弱い数字は「過去3カ月の経済全般の状況を反映しており、記録更新が続いた過去18カ月の拡大期から、4−6月(第2四半期)を通じて見られたかなり抑制された成長水準へと移行しつつある」ともリポートは説明。「2022年までは輸送や倉庫への需要が高く、在庫を構築するのが難しかった。6月はその反対だ」と続けた。

  輸送価格の指数は61.3と、3カ月連続で低下し、輸送能力の指数61.7をわずかに下回った。「輸送価格が輸送能力を下回ると、深刻な景気の変化が起こっていることを意味することがある」とリポートは記述した。

US Logistics Gauge Shows Economy Downshifting Into Second Half(抜粋)

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