(ブルームバーグ): ジョンソン英首相は5日、この日辞任したスナク財務相の後任にナディム・ザハウィ教育相を指名。同じく辞任したジャビド保健相の後任にはスティーブ・バークレー内閣府担当相を起用した。事情に詳しい関係者1人によると、ジョンソン氏はこれに先立ち側近から成るチームの会合を開き、自身は首相職にとどまると明言した。

  与党・保守党幹部の痴漢疑惑を巡り同党内でジョンソン首相に対する怒りがあらためて高まっており、両相の辞任はジョンソン氏にとっては二重の打撃となっていた。

  スナク氏は首相に宛てた書簡で、「このような形で続けていくことはできない」と表明。ジャビド氏は首相への信頼感を失ったと本人に伝えた。両者はツイッターに辞意を示す書簡を掲載した。

  スナク氏はこの書簡に「政府が適切かつ有能、真剣な行動をとることを市民は当然期待している」とし、「これらの規範は闘う価値のあるものだと確信している。それが理由で自分は辞任する」と記した。

  2人は政権の最重要閣僚の一角を占める。ジョンソン首相は行動に疑惑があることを知りながらクリス・ピンチャー氏を2月に院内副幹事長に昇格させたが、同氏は男性2人に痴漢した疑いを英紙サンに報じられ、辞任。この昇格について、首相は「誤り」だったと認めたばかりだった。発言はテレビ放送された。

(後任閣僚の指名を追加して更新します)

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