(ブルームバーグ):

東京株式相場は急反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて米金融政策に対する不透明感が後退。韓国サムスン電子が市場予想を超える増収になったと発表し、企業業績への過度な警戒感が和らいだ。半導体関連や電子部品といった電機や精密機器、機械株に買いが集まり、自動車株も上げた。

市場関係者の見方

アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャー

投資家は半導体の状況に不安を感じていたが、台湾のファウンドリー企業や韓国サムスン電子などの決算を見る限り足元でそこまで懸念するような変化は出ていない来週発表の米消費者物価指数(CPI)は予想比上振れの見方が増える一方、足元の原油価格の急落を見るとインフレがピークを迎えつつある感じが出てきている国内需給面ではきょうか明日とみられていた上場投資信託(ETF)の配当金ねん出のための売りがある程度は前倒しで出た可能性があり、来週に向けての需給改善期待が高まりやすい側面もある

三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト

米供給管理協会(ISM)非製造指数が予想よりも悪くなかったのに加え、FOMC議事要旨で米国は利上げをしっかり行ってインフレを抑制していくという方向性を改めて確認できたのが市場に好意的に受け止められている6月のFOMC時と状況が変わり、弱めの米景気指標が出たり原油価格が1バレル=100ドルを切ったりしている。おそらく現時点では6月ほどの強いタカ派姿勢ではもしかしたらないという見方もある

東証33業種

背景

FOMC議事要旨、「より抑制的」金利あり得る−インフレ継続なら米ISM非製造業総合景況指数、2年ぶり低水準−受注が軟化サムスン電子の4−6月増収率、市場予想上回る−株価上昇TSMC株、一時5.4%急上昇−サムスン決算好調でドル・円相場は1ドル=135円台後半で推移、前日の日本株終値時点は135円22銭

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