(ブルームバーグ): 米国でインフレトレンドが弱まり、米株は懐疑派を裏切り回復を続ける可能性がある。ドイツ銀行のプライベートバンク部門でグローバル投資ストラテジストを務めるディルク・シュテッフェン氏が予測した。

  シュテッフェン氏はインタビューで、7月の米インフレ統計で物価上昇圧力の鈍化の兆しが見られたことに対する「前向きな相場の反応は、実際もう少し続く可能性がある」との見方を示した。

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  S&P500種株価指数は6月の安値から15%程度上昇。米国を除く世界株価指数の同期間の上昇率に比べ2倍超に達した。米利上げに動揺し株式から距離を置いた投資家にとっても弱気相場の反発として片付けられない大幅上昇で、懐疑派の見方とは逆方向の展開をたどっている。

  シュテッフェン氏は、ボラティリティーが長く続いた米国債市場も安定する可能性があり、株価見通しを押し上げると話す。

  同氏は「今後数四半期にわたり、債券市場はある程度、安定する可能性がある」と予想。「そうなれば成長株を押し上げる要因になる。弊社は米国市場を選好している。恐らく3カ月前と比べても成長株への選好は高まっている」と述べた。

 

(抜粋)

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