(ブルームバーグ): インフレがピークをつけたとの臆測が広がる中で、投資家はこれまでになかった度合いの悲観を和らげつつある。市場を支配していた「終末論的な弱気」地合いに歯止めがかかったことが、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の月次ファンドマネジャー調査で明らかになった。

  マイケル・ハートネット氏らストラテジストがまとめたリポートによると、世界の経済成長や企業利益に対する期待は前月に記録した過去最低から上向き、今では調査に参加した投資家の88%が向こう1年間でのインフレ低下を見込んでいる。株式への投資配分も7月の「惨めな」低水準から上昇した。16日に発表された今回の調査は、今月11日までの1週間に実施され、合計運用資産7520億ドル(約101兆円)の運用者250人が参加した。

  「センチメントは依然弱気だが、インフレと金利の衝撃が今後数四半期で終わるとの期待が高まる中で、もはや終末論的な弱気ではない」とハートネット氏は記した。

  

  今回の調査では、米金融当局が年内に路線を変更するのは個人消費支出(PCE)価格指数が3%台に低下する場合だけだと参加者がみていることも分かった。現在の水準から大きく低下する必要があることを意味する。

  向こう1年間に世界的なリセッション(景気後退)を見込む投資家の割合は、差し引きで58%と2020年5月以来の高水準。現金へのエクスポージャーは5.7%に低下したが、長期平均の4.8%を引き続き大きく上回っている。

 

BofA Survey Shows Investors No Longer ‘Apocalyptically’ Bearish(抜粋)

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