米下院司法委員長、モラー報告書の全文求め司法省に召喚状

米下院司法委員長、モラー報告書の全文求め司法省に召喚状

(ブルームバーグ): 米下院司法委員会のナドラー委員長は19日、編集を加えていないモラー特別検察官の報告書全文と、それを裏付ける証拠全ての提出を求める召喚状を司法省に発行した。5月1日までに応じるようバー司法長官に要求している。

  ナドラー委員長(民主、ニューヨーク州)は「下院司法委員会は過去の慣行に従い、報告書の全文および、その根拠となる証拠を必要としており、またそれらを受け取る権限を有する」との声明を発表。公表済みの報告書から落とされた部分が「重要だと思われる」と指摘した。

  召喚状発行は、2016年の米大統領選へのロシア介入疑惑とトランプ大統領について、民主党が追及姿勢を強めることを反映している。ただ、大統領弾劾についての話は「時期尚早」との認識は民主党内にもあり、ナドラー委員長もそうした認識を共有している。

  司法省のケリー・クーペック報道官は声明で、ナドラー委員長の召喚状について、「時期尚早かつ不必要」と指摘。その上で「司法省は引き続き議会と協力し、法律と長きにわたり広く認められている行政機関の権利に沿って、正当な要求に応じていく」と説明した。

  バー長官に要求した提出期限である5月1日は、同長官が上院司法委で証言を行う予定の日。翌2日には下院司法委での証言が予定されている。

  ナドラー委員長はまた、他の民主党議員と同様、モラー特別検察官も議会証言に応じるべきだと主張している。

(第4段落に司法省報道官の声明を追加し更新します.)

©2019 Bloomberg L.P.


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