(ブルームバーグ): インドでは新たに31万4835人の新型コロナウイルス感染が確認された。1日当たりの新規感染者数で世界最多を更新した。22日午前時点の政府統計によると、累計の感染者数は1593万人。死者数は2104人増えて計18万4657人。

  香港とシンガポールは、相互に往来する住民を対象に新型コロナ対策の隔離措置を免除する「航空トラベルバブル」の発表を見送った。事情に詳しい関係者が明らかにした。またシンガポールは移民労働者の宿舎で感染者が見つかったことから、これら労働者数百人を隔離する計画だ。シンガポール紙ストレーツ・タイムズ(ST)が報じた。

シンガポールと香港の「トラベルバブル」発表、再度延期−関係者

  バイデン米政権は、世界各国が新型コロナワクチンにより迅速にアクセスできるよう、知的財産権の保護を免除する提案を支持することを検討している。民主党の進歩派議員が主張しているもので、大手医薬品メーカー各社は反対している。

コロナワクチン関連の知的財産権、米政府が保護免除の提案支持を検討

  バイデン大統領は21日、米国が保有する新型コロナワクチンを他国に分けることを望んでいるが、提供できるのは米国内向けに十分な供給量を確保してからだと述べた。大統領はホワイトハウスで、「われわれが使用していないワクチンの一部をどうするか検討中だ。安全だと確認する必要がある」と語った。

ワクチンの他国提供、米国内向けに十分な量確保後に実施−バイデン氏

  フランス政府のガブリエル・アタル報道官は、地域間の旅行やその他移動の制限を5月3日に解除すると発表した。マクロン大統領が導入を発表してから4週間で解除されることになった。アタル報道官によると、午後7時から午前6時までの夜間外出禁止令を解く予定はない。小学校は4月26日、中学校と高校は5月3日に再開する予定。

  ギリシャのミツォタキス首相は21日、5月半ばに外国からの旅行客を受け入れ始めるのに先立ち、来月初旬に主な制限措置の大半を緩和すると発表した。レストランやバー、カフェは3日から屋外での営業を再開できる。10日からは初等・中等学校で対面授業を再開する。海外からの渡航客受け入れに合わせて15日からは地域間移動も認められる。

  一方、ドイツの連邦下院は21日、メルケル首相が掲げるロックダウン法案を可決した。感染拡大の封じ込めの方策で連邦政府が各州指導者と妥協点を見いだせなかった後、連立与党が法案を通過させた。夜間外出禁止や学校の休校、不要不急でない商品を取り扱う店舗の営業停止など、感染ホットスポットでより厳しい制限を導入する。

  中国医薬集団(シノファーム)は、同社の新型コロナワクチンがこれまで約52万回分接種されたが、いまのところ重篤な副反応は報告されていないと明らかにした。

  インドのバーラト・バイオテック・インターナショナルが開発した新型コロナワクチン「コバクシン」の有効性は78%で、大半の変異株に効果を示した。暫定データで明らかになった。

   米ニューヨーク州ではコロナウイルスの陽性率が2.14%と昨年11月5日以来の水準に低下した。クオモ知事が21日に明らかにした。同知事によると、60歳を超える州民は23日から州内のどこのワクチン接種施設でも予約なしで接種を受けられるようになる。

NY市の観光産業、かつての栄華復活も−訪問者数増加の兆し

  バイデン米大統領は21日、従業員がワクチンを接種できるよう、雇用主に税控除を活用した有給休暇の付与を呼び掛けた。大統領は就任100日以内に2億回のワクチン接種という目標を掲げている。大統領はこの公約を21日に果たせるだろうと述べた。

バイデン米大統領、ワクチン有給休暇呼び掛け−企業は税控除の活用を

  アラブ首長国連邦(UAE)は、新型コロナワクチンの接種対象になっているものの未接種の国民を対象とした制限措置を検討している。この方針に対してオンライン上で批判が出ているほか、ドバイの首長一族からも否定的な声が上がっている。

UAE、コロナワクチン未接種者への制限措置検討−批判の声高まる

  国際航空運送協会(IATA)は、今年の航空業界の損失予想を約480億ドル(約5兆2000億円)と、従来の380億ドルから引き上げた。コロナ新規感染者の増加や変異株の猛威により、世界的な移動再開はさらに遅れる見通しとなった。

航空業界の損失、今年5.2兆円規模に−業界団体が予測引き上げ

  米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計データによると、世界のコロナ感染者は累計で1億4350万人を超え、死者数の合計は305万人を上回っている。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界ではこれまでに9億4400万回余りの接種が行われた。

(インドの新規感染者数やシンガポールなどの情報を追加して更新します)

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