新潟市中央区の白山地域に“第二のエスコンフィールド”を…
市民団体が野球のドームシティーの建設などを求めて、新潟市の中原八一市長に要望書を手渡しました。

27日に中原市長のもとを訪れたのは、日本海ドームシティプロジェクト「新潟市民の会」の伊藤肇実行委員長です。
伊藤さんら市民団体は、新潟にプロ野球の1軍球団を誕生させるとともに「ドームシティー」の建設を目指しています。

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参考にしているのが去年、北海道北広島市で開業した「北海道ボールパークFビレッジ」です。

日本ハムファイターズの本拠地になっているエスコンフィールドを中心に、野球観戦を楽しむだけでなく、グルメや遊具など幅広い世代が楽しめる賑わい創出の場となっています。

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【日本海ドームシティプロジェクト「市民の会」伊藤肇 実行委員長】
「365日のうち70試合が野球だとすれば、約300日空いているわけですよね。100日分なんかできるのであれば、音楽であったり、いろいろなイベントができると思う。毎年、人の流れができるわけです」

市民団体が第一候補と考えている場所は中央区の白山エリア。
市に対してはおよそ9万3000平方メートルを無償で貸し出すことを求めていて、建物の建設とその運営は民間企業が担うという計画です。

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【日本海ドームシティプロジェクト「市民の会」伊藤肇 実行委員長】
「位置条件についてはJRの最寄りの駅で白山があるということ、それからバスターミナルがあるということ。それを考えればポテンシャルは高いと思います」

プロジェクトの目的は『賑わいのある新潟市の未来づくり』です。

野球観戦で1年におよそ200万人の来場者を見込んでいるほか、周辺には複合商業施設も建設し、野球のない日にはイベントなどを開催し、交流人口の拡大を狙っています。

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【日本海ドームシティプロジェクト「市民の会」伊藤肇 実行委員長】
「活性化は物が動くということ、人が動くということ、それにつられてお金も動くということなんです。そうすれば、かなり豊かな地域になるんじゃないですか」

これまで元プロ野球選手を招いてイベントを開くなどドーム建設へ向けた活動を行ってきた市民団体。
夢のドームシティー実現には新潟市を巻き込んだ1軍球団の誘致が不可欠で、新潟市の中原市長に1軍球団の誘致を日本野球機構と国に働きかけるよう求めました。

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ただ、中原市長は…

【日本海ドームシティプロジェクト「市民の会」伊藤肇 実行委員長】
「『白山』という地域に固定するということは今の段階では考えられないと。つまり市長の任期の間には、新潟市の白山エリアにこのプロジェクトをやるということは無理でございますという表現でした」

この夢のような計画は、果たして実現するのでしょうか?