大人のディズニーランドを作ろう…「神戸サウナ&スパ」が“意識の高いサウナ”へ転身した理由 から続く

 唯一無二の孤高のサウナとして、他の施設とは一線を引く品と格式を兼ね備えた、神戸サウナ&スパ。サウナ界の名家、米田家の血筋を継ぎその格式と伝統を守り続けるサウナ界のプリンス、神戸サウナ&スパ社長の米田篤史の人生もまた、波瀾万蒸だった…。


米田篤史社長、トントゥとともに

 昔ながらの庶民のための街場のサウナが、本物志向の意識の高いサウナへと転身を図る。

 普通に考えれば、常連客やなじみ客の反発も容易に想像がつく。しかし、米田の志はゆるがなかった。

泥酔客には「申し訳ないけれども、お帰りください」

「たまに『昔よく行ったよー』って言われるんです。70歳ぐらいの方に。それに続く決まり文句が『終電乗り遅れてな』ってなるんですよ。これがね、もちろん今もそこの需要がそれなりにはあるんですよ。でも終電乗り遅れてタクシー代よりも安いから行く施設、本当にそれでいいのかと思いました。そうじゃなくても来たいと思ってもらえる施設を作りたいよねって。もちろん、沢山のお客様に来ていただきたいですが、再建にあたっては酔っ払いの避難所にはもうなりたくなかったので、この施設のコンセプトを明確に線引きしていったんです。なので、正直敷居は高くなったかもしれません。

サウナと言えどもやっぱりそれなりのマナーを守っていただきたいんです。たまにあるんですが、3人が街中で飲んでて、そのうちの1人ができあがってしまい、その仲間2人に担がれてフロントまで連れて来られ、「あと頼むわ」みたいなケースがあるのです。

 そういう時は「申し訳ないけれども、お帰りください」とお断りしています。カプセルホテルで1回チェックインしてベロベロになって帰ってきたら、お金を返してでもお帰りいただく事を徹底していますね。うちを楽しみに来ていただいている他のお客様にも迷惑ですし、神戸サウナじゃなくなりますから。