秋篠宮家の親子関係にも影響が出始めている

 眞子さまの結婚問題が暗礁に乗り上げたことで、秋篠宮家の親子関係にも影響が出始めているといいます。

 昨年11月の誕生日前の会見で皇嗣殿下は、「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、私たちは婚約に当たる納采の儀を行うことはできません」と現状では結婚を認められないと語りました。

 ところが今度は、次女の佳子さまがICUを卒業するにあたって公表した文書で、「結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」と眞子さまを応援するコメント(3月22日)を出したのです。

 あれほど仲睦まじくされていた父母と長女次女との間に、溝が生まれつつあることは、国民の目にも明らかになってきました。

 国民の間にも、様々な意見があります。「若い二人の好きなように認めてあげればいいのに」「皇室ではありえない」「一時金の支給をしないなら認めてもよい」などなど……議論百出。ここ最近の日本国民の最大の関心事の一つ、と言っても過言ではないでしょう。

悠仁さまが天皇に即位した後の皇室の状況を想像するべき

 これが一般の家庭のことであれば、他人が口を挟むことではありません。両親の反対があったとしても、現代日本の多くの家庭であれば二人は結婚していたでしょう。しかし、眞子さまは皇族です。ことはそう単純ではありません。

 大きな懸念の一つとなっているのは結婚が成立した場合、小室氏は皇位継承第2位である悠仁さまの義理の兄になるということです。悠仁さまが天皇に即位した後、彼は義兄として会って話ができる特権的立場になる。もちろんそのときには、現在の上皇陛下も天皇陛下も悠仁さまの父、秋篠宮殿下もいらっしゃらない。国民は、そのときの皇室の状況をよくよく想像する必要があるでしょう。

 皇族の恋愛問題は、これまで日本人が言及するのを避けてきただけで、遅かれ早かれいずれ起こり得ることだったと私は考えています。というのも皇族の方々の恋愛は、皇室が国民の尊敬の対象として別格の存在であるがゆえに、ひとたび懸念が生じれば、大きな問題になることは避けられないからです。

 そして今回の眞子さまの問題で明らかになったのは、その問題を防ぐための仕組みが不十分だということでした。仮に眞子さまと小室氏の結婚に何らかの決着が付いたとしても、この構造的欠陥が放置されたままであれば、今後、似たような恋愛問題が再び起きることも十分あり得ます。

 そこで今回は、あまり語られてこなかった皇室と恋愛について考えてみたいと思います。