「オンラインで面接した男子学生は、どうやら下半身はスーツを着ていない様子。そこで面接の終わりに『最後に立ってあいさつしましょう』と促したところ、やっぱりパンツ姿でした。どんな言い訳をするのかと思ったら、すしざんまいポーズをして、元気よく『本日はありがとうございました!』とあいさつ。これには笑ってしまいました」――


世の中にはどんな「ヤバい就活生」がいるのか? ©iStock.com

 7月上旬で企業の採用活動もたけなわ。全国の企業で採用選考が行われています。近年、学生がしっかり就活対策をした上で選考に臨むようになっており、人事が頭を抱えるヤバい就活生は少なくなったと言われます。

 ただ、就活生の中には、社会人経験がないゆえに奇抜なことをする学生もいるはず。実際のところはどうなのでしょうか。今回は、大手企業の人事部門担当者に「人事が困ったヤバい就活生」を聞いてみました(記事中の事例は個人のプライバシーに配慮し、一部表現を改めています)。

「ウケ狙い」の奇抜な言動は激減しているが…

 人事が「こいつはヤバい」と思う就活生には、色々なタイプがあります。まず、ウケ狙いで奇抜な言動をするタイプです。

 1970年代「男は黙ってサッポロビール」というCMが流れていた頃、ある男子学生がサッポロビールの採用試験を受けました。その学生は無言のまま面接官の質問に何も答えません。怒った面接官が「どうしてずっと黙っているんだ?」と聞くと、男子学生は「男は黙ってサッポロビール」と答えたそうです。この学生は内定をもらった(が辞退した)とも言われますが、真偽不明の都市伝説です。

 人事担当者に、実際にこうした「ウケ狙い系」の就活生がいるのかどうかを尋ねました。近年、このタイプの就活生は激減しているとのことでした。

「平成の終わりまでは、ウケ狙いで一発芸や一発ギャグをかます就活生にたまにお目にかかりました。けど、ここ数年はまったく見かけません。もはや絶滅危惧種だと思います」(エネルギー)

「いまの学生は非常に冷静かつ現実的なので、ウケ狙いをして実際にウケても内定は出ないとわかっています。体育会系や芸術系の学生はわかりませんが、一か八かで無駄なウケ狙いをするってことは、まずないですね」(素材)

 今回ハプニングとはいえ、すしざんまいポーズを披露した就活生を発見することができたのは、奇跡と言えるかもしれません。