「娘は亡くなる直前まで苦しんでいた…」“旭川14歳少女凍死”新たな加害者が判明 被害者の母が“加害生徒への想い”を独占告白《第三者委員会が中間報告を公表》 から続く

「しばらく会っていなかった自分の子供が加害者としてネットに名前が上がっているのを見て、まさか……と。混乱で頭の中が真っ白になりました」

 北海道旭川市で昨年3月に凍死した状態で見つかった廣瀬爽彩(さあや 当時14歳)さん。文春オンラインではこれまで彼女が生前に凄惨なイジメを受けた問題を報じてきた。冒頭の言葉は事件発覚以来これまで沈黙を貫いていた、ある加害生徒の父親・Mさんが取材に応じ、初めて重い口を開いた時の言葉である――。


廣瀬爽彩さん

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我が子がイジメの加害者に…「率直に安堵の気持ちのほうが大きかった」

 昨年2月13日に自宅から失踪し、翌月に旭川市内の公園で雪の中で亡くなっているのが見つかった爽彩さん。文春オンラインでは2021年4月15日から事件の記事を公開し、これまでに爽彩さんが中学入学直後から凄惨なイジメを受けていたこと、失踪直前までそのイジメによるPTSDに悩まされていた事実などを報じてきた。  

 今年の4月15日、イジメの有無について再調査を行っていた第三者委員会は中間報告を行い、「イジメとして取り上げる事実があった」として「6項目の事実」について「イジメだった」と認定した。また、爽彩さんと同じY中学校に通っていた2学年上のA子、B男、F男、G男、そして、近隣のZ中学に通うC男、D子、E子の7人を加害生徒と認定。この報告を受けて、これまで「イジメと認知するまでには至らない」としていた旭川市教育委員会も遺族に謝罪した。今津寛介旭川市長は、第三者委員会に対して「最終報告に向けて、改めて遺族の心情に寄り添った対応を行っていただきたい」と、要望した。  

 第三者委員会は8月末までに最終報告書を提出する予定だという。その調査結果に注目し、事件発覚当初から我が子のやってしまったことに対して自責の念に駆られているのが冒頭の加害者生徒の父親・Mさんである。我が子がイジメの加害者として認定されたことについて尋ねると、「率直に安堵の気持ちのほうが大きかった」と現在の心境を語った。

「爽彩さんが被害に遭ったことがイジメと認定されたことは当たり前のことだと思いました。もし『イジメはなかった』という中間報告になっていたら、加害者たちは自分たちがやったことをイジメじゃなかったんだと勝手に思い込み、『もう少し加減すれば大丈夫だった』という誤った考え方を持ってしまうのではないかと危惧していました」