キャリアハイの40本塁打などでリーグ優勝に貢献し、セ・リーグの遊撃手として初のMVPに輝いた巨人の坂本勇人(30)。「年俸がどれだけアップするのか」と、12月6日の契約更改の会見を待ち受けていた報道陣は驚き、呆れる羽目になった。


ベストナインにも2年連続で選出された坂本勇人 ©共同通信社

 実は昨オフの時点で複数年、それも生え抜きでは最長の5年契約を結んでおり、年俸は現状維持の5億円と明かしたのだ。

 おまけに「ジャイアンツで最後までプレーしたいという気持ちを今は持っています。31歳の年から5年なので、なんとなく理解してくれたら」と“なんとなく生涯巨人”宣言も飛び出した。だが、坂本をよく知るベテラン記者は「やっぱりというか、意外じゃない」と言い、こう続ける。

「普段からリスクを取らない男ですから。話題になるのは女性スキャンダルばかりで、カリスマ的な武勇伝がないでしょ。ファンに対してもあまりに無愛想で、イヤ〜な雰囲気にしておきながら、スッといなくなってしまうんです(苦笑)。以前はよく長野(久義)がそのフォローをしてました」

 高卒でプロ入り早々、守備の要のショートでレギュラー。バッティングも申し分なく、チーム内のグッズ売上は一番で、担当記者も「練習は熱心だし、結果も出しているので、選手たちからは一目置かれている」と言う。本来なら球界のスーパースターになっていてもおかしくないが、その影は薄い。