甲子園の星が、早くも新天地に転じた。11月24日に日本ハムからオリックスへの電撃トレードが発表された吉田輝星投手(22)だ。

 2018年に金足農のエースとして甲子園で準優勝を果たし、『カナノウ旋風』を巻き起こした立役者。日本ハムにドラフト1位で入団したが、5年間で通算64試合、3勝9敗と鳴かず飛ばずだった。


高卒ドラ1の5年目での放出は球団史上最速 ©時事通信社

「今回のトレードは、契約更改の3日後に発表される異例の展開でした。リリーフでの起用が多い黒木優太投手とのトレードということになっていますが、実際には黒木は戦力外通告寸前。事実上、黒木ではなく、オリックスから日本ハムへのFA移籍が発表された山﨑福也投手の“人的補償”と見ている関係者もいます」(スポーツ紙記者)

「中継ぎじゃ、モチベーションが上がらないんだよな……」とふて腐れた

 吉田の甲子園での全投球数881球は、06年夏に早稲田実・斎藤佑樹が投じた948球に次ぐ記録。プロでも先発への思い入れが強かったが、

「新庄剛志監督は『先発で結果が出ていない以上、まずは短いイニングの中継ぎで力を見せてもらわないと』と中継ぎでの結果を求めていた」(同前)

 だが当の吉田はコーチに先発起用を訴え、周囲には、

「中継ぎじゃ、モチベーションが上がらないんだよな……」

 とふて腐れていた。こうした態度が球団幹部からも問題視されていたという。