小さな踏切に“いわく付きの建物”、羽田に向かう京急との微妙な距離…東急&JR“ナゾの終着駅”「蒲田」には何がある?
文春オンライン6/16(月)6:00
それによると、東急多摩川線の地下新線を建設し、京急蒲田駅の地下まで乗り入れるという。京急空港線への乗り換えは地下ホームから高架ホームへの上下移動。移動の手間がゼロになるわけではないが、路地をクネクネ歩かされる今と比べれば雲泥の差。便利になることは間違いない。
さらに将来的には東急と京急でレールの幅が違うという課題も乗り越えて、直通運転を考えているという。人口減少時代の日本にあっても、まだまだ大都市・東京ではビッグプロジェクトが目白押し、なのである。
「蒲田」発祥といえば忘れてはいけないものが…
と、まあそんなわけで、進化の続く蒲田の町。ただ、その中にあっても圧倒的な筋金入りの庶民の町という本質を存分に打ち出した繁華街の雰囲気だけは変わることがないのだろう。
そしてもうひとつ、蒲田には庶民の味方の“発祥の地”がある。インバウンド全盛の時代、ホテル代高騰に悩まされる人々にとっての救世主・東横イン。いまでも手頃な価格で泊まれるビジネスホテルのトップランナー。その東横インは、蒲田が創業の地なのだという。
蒲田駅西口、東急線の高架沿いを少し歩いた公園の脇。パッと見たところはごく普通の、ちょっと古めのマンションのような建物。そこに東横インの1号店がある。
ベッドもテーブルも何もかもがどこに行っても統一されているという安心感から、地方出張の折には東横インを使うことが多い。だから東横イン愛用者としては、いつか蒲田駅西口の1号店に泊まらねばならぬと思っている。
なかなか東京都内に宿泊するような用事もないのだが、今のところの夢のひとつだ。蒲田には、庶民の夢が詰まっているのである。
写真=鼠入昌史
(鼠入 昌史)











