有名絵画の猫バージョンを描いた作品を展示する企画展「『CAT ART展』〜シュー・ヤマモトの世界〜」が7月22日から、東京都豊島区にある池袋マルイで開催されています。

シュー・ヤマモト(SHU YAMAMOTO)氏は神奈川県横浜市生まれの作家で、本名は山本俊一。

1971年に日本の大学を卒業したのちカナダへ移住し、7年間にわたってイラストレーターの仕事に従事。その後カナダ国籍を取得するも、日本の法律では二重国籍が認められないことから、日本国籍を返上。現在はアメリカに移住してフリーランスでイラストを描く傍ら、旅行業や翻訳業なども手がけています。

猫の絵を描き出したのは、自身の子供が描いた色鉛筆の絵を見たのがきっかけ。

その絵はフィンセント・ファン・ゴッホの自画像を真似たもので、すべてゴッホのスタイルで描かれていたものの、唯一違ったのが「顔だけ猫」に置き換えられていた点。その構図にインスピレーションを受けてからは、名作と言われる美術品を再現しつつ登場人物を猫に変えて描くスタイルを確立し、これまでに500枚以上の作品を制作しています。

CAT ART展はそんなシュー・ヤマモト氏の作品を展示する企画展で、2019年に台北市で開催されたのを皮切りに高雄市、香港、上海、日本国内では宮城県石巻市にて巡回展を実施。教科書で見たことのある誰もが知っているような歴史的名画を、原画に忠実に描きつつ、人物だけ猫に置き換えたユニークな絵画60点以上を観賞できるほか、本展に向けて描き下ろしたという最新作も展示されています。

名画の猫バージョンというコンセプトから、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の絵をオマージュした作品には「レオナルド・ニャビンチ」、「ヨハネス・フェルメール」の絵をオマージュした作品には「ヨハネス・フェルネーコ」といった具合に、猫をイメージさせる作者名が付けられているのも見どころのひとつ。また、物販コーナーではCAT ART展の作品がプリントされたステッカーやキーホルダー、マグカップ、紅茶缶、ミニタオル、トートバッグなど、さまざまなアイテムも販売されています。

会場となる池袋マルイは、本展の最終日に44年間の営業に幕を閉じることから、同館にとって最後の展示会となる記念すべきイベント。

会期中は「さよなら大感謝祭」を盛り上げるべく、館内でスタンプラリーが開催されており、B1階〜6階の各フロアに「CAT ART展」のスタンド型ポスターが出現中。記載されているQRコードをスマートフォンで読み込むと、画面に「CAT ART展」文字の描かれたアートが表示され、すべてのフロアをまわってキーワードを完成させると「CAT ARTオリジナルマグネット」をプレゼントしてもらえる特典が用意されています。

<イベント概要>
名称: CAT ART展 〜シュー・ヤマモトの世界〜
期間:2021年7月22日(木)〜8月29日(日)
時間:11:00〜20:00
入場:500円
会場:池袋マルイ7階 イベントスペース
住所:東京都豊島区西池袋3-28-13