素敵なお部屋に暮らす、インスタグラマーにインタビュー。そこには、私たちの暮らしを心地よくするヒントが、たくさん隠されていました。

今回お話を聞いたのは、極力モノをおかず、空間を大切に暮らす@ks._.myhomeさんです。

File2:@ks._.myhomeさんの「とにかく掃除しやすい」家

@ks._.myhomeさんのリビング

@ks._.myhomeさんのインテリアのこだわりは「とにかくお掃除がしやすい空間にすること」です。

「5年前に注文住宅で建てた際に、今までの賃貸暮らしのマイナス面を活かし、『掃除がしやすい』ことをメインに考えた家づくりをしました。例えば、すぐホコリがたまるテレビボード周りは、壁掛けのテレビにしたことでホコリがたまらないように。テレビの下には収納用のテレビ台をおいていますが、お掃除ロボットでいつでも掃除ができるように床との間に隙間をつくりました。リビング掃除って大変…と思っている人が多いかと思いますが、我が家はあまりものを置いていないので、掃除がとてもラクです」

また、インテリア自体もシンプルにし、すっきりとした空間を心がけているといいます。

「色を増やしすぎないことを徹底しました。メインカラーはリクシルのウォールナットと決め、大きいものはすべてリクシルさんでそろえました。そのウォールナットの色味に合わせて、淡い色3色程度をサブで使うカラーとしています。

収納用品はできるだけ無印良品で揃えるようにしています。100円均一などのものも便利で優れているのですが、数年後に品物がなくなったり形が変わってしまうことが多いので、定番があり数年経っても同じものを追加できるものを選ぶようにしています (もちろん100円均一のものも使います!)」

モノは最小限に。そのなかで楽しむインテリア

そんな@ks._.myhomeさんに、ご自宅でとくにお気に入りの場所を選んでいただきました。

掃除しやすい家」の唯一のインテリアである飾り棚

飾り棚

「我が家には、唯一“インテリア”と呼べる飾り棚があります。構造上、キッチンコンロ前に壁を設置しなければいけなかったため、そのダイニング側の面に飾り棚を作りました。我が家のインテリアコーナーは、ここ1か所だけ。 飾り方で気をつけていることは、低いものと高い物を交互に置くこと。 そうすることで、バランスをとっています。手前の時計は、無印良品の鳩時計です。鳩が窓から出てきて鳴くと、ほっこりとした気持ちになります」

アンジェのweb shopで購入したシロクマの貯金箱

「写真奥から、アクタスで購入したドライフラワー、アンジェのweb shopで購入したシロクマの貯金箱(限定のくすみブルーのマフラーをつけました)、BUONA STELLAのディフューザー、デンマークの陶磁器ブランド・KAHELRのフラワーベース。フラワーベースはフラワーベースとしては使わずに、インテリアとして置いています。全体的にふわっとした印象にしたいので、原色を置かないようにも気をつけています」

なんともいえない表情が愛らしいシロクマの貯金箱は、実はフィンランドの銀行Nordea Bankで、ノベルティとして長く用いられた貯金箱の復刻品なんだとか。

アクタスのフラワーベースとカイ・ボイスンのモンキーオブジェ

「こちらは、アクタスで買ったフラワーベースにドライフラワーを活けています。北欧でずっと愛されている木製おもちゃであるカイ・ボイスンのモンキーのオブジェと一緒に」

リビングは清潔感第一。シンプルな空間を心がけています

清潔感あるリビング

「リビングにあるテレビ台の背面の壁は、施工時にエコカラットのグラナラス ルドラを全面に設置しました。消臭除湿効果のあるエコカラットにすることで、ペットがいても部屋のニオイがすっきり。テレビ台にはCULTIのディフューザーを置いています。 カーペットを敷いた方がホコリ予防にじつは良いとされているそうで、我が家はカーペット派です」

どんなカーペットを選んでいるかについても、聞きました。

「ペットが粗相してしまう場合もあるので、洗えるものを選んでいます。最悪取り換える ことも視野に入れて、2000円代の安いもの。カーペットの下には『ふかぴた』という低反発のラグを敷いています。夏はその上にキルティングマット『イブル』を敷いています。ふかぴたを下に敷いているため、座ってもお尻が痛くなりにくく、子どもたちもすぐにゴロンとできます。

クリームベージュを基調とした、優しい雰囲気のキッチン

クリームベージュ色を基調にしたカウンターキッチン

「キッチンの人工大理石の部分はホワイトではなく、クリームベージュを選択し、優しい雰囲気になるようにしています。このカウンターキッチンは、家を建てるときに絶対につけたかったものです」

カウンターキッチンと作業スペース

「ダイニング側にもカウンターがあり、ここで子どもたちが勉強をしたり、主人と私はPCを置いて仕事をしたり…と、家族が集まる場所になっています。キッチンのちょうど向かいにあるため、私がキッチンに立って家事をしていても、子どもたちの様子が伺えるのがとてもお気に入り。将来子どもたちが大きくなったら、ご飯の時間がバラバラになっても、ここで夜食なんかを食べてもらえたら嬉しいなぁ〜などと、想像して楽しんでいます。家族が集まる場所なので、落ち着ける空間つくりを意識」

テンポドロップと紫陽花・アナベルのドライフラワー

「キッチンカウンターの上には、テンポドロップと紫陽花・アナベルのドライフラワーを。とってもお気に入りの場所です。 実はこれは目隠しの役目もあり、リビングやダイニングに座ってる人たちが、奥のパントリーを直視できないようになっています。印象的な物があると人はそこに目がいきがちなので、パントリーの前にちょっとおしゃれで変わったテンポドロップやグリーンを置くことで、見られたくない場所を隠すことができます」

キッチン

「お水をあげなくて済むドライフラワーは、共働き夫婦にとってはぴったりのインテリア。気づいたときにカウンターなどのホコリをはらえるように、卓上のはたきも近くに置いておくことが多いです」

インテリアの代わりに照明にこだわった寝室

@ks._.myhomeさんの寝室

@ks._.myhomeさん宅は、寝室もとてもすっきりとした空間です。

「寝室にもいっさいインテリアを飾っていません。その代わり、間接照明をつけました。ゆったりとできる雰囲気になればいいなとの思いで、主人と意見があったのが、この間接照明の部分です」

写真の上側の少しオレンジ色になっているのが、間接照明が当たっている部分だそうです。

ウォールナットの壁紙

「建築時に天井の一部分に我が家のメインカラーであるウォールナットの壁紙を貼り、落ち着いた雰囲気を演出。 寝る場所である寝室はゆったりとできる場所にしたくて、必要最低限のものしかありませんが、お気に入りの場所です」

飾りだなのない玄関を清潔に保つための工夫

玄関に置いたPOSH LIVINGのサークルスタンドSとアルコールディスペンサー、ディフューザー

「二世帯住宅の我が家は、玄関周りも装飾のない造りになっており、よく玄関先にある飾り棚もありません。子どもたちも手が届く高さのPOSH LIVINGのサークルスタンドSに、アルコールディスペンサーとディフューザーを置いています。

マンゴーウッドとアイアンの組み合わせは、どんな雰囲気のお部屋にも溶け込みやすいデザイン。将来的に玄関で使用しなくなったときのことも考えて、他の部屋でも使えるこちらを選びました。 我が家には92歳になる祖母がいるので、椅子が必要になったときに小さな椅子として使うこともできるかなと思います」

現在の用途としてだけでなく、環境が変わっても長く使えるモノを選ぶようにしているといいます。

「玄関は、7人の家族が使う場所なので汚れがち。なので、マーナの自立するホウキを常備し、気づいた人がホコリや土などをさっと掃除できるにしています。 お掃除が怠りがちな場所はお掃除アイテムがワンアクションで取れなかったりすぐそこにない場合が多いので、そういった場所には、手軽に使えるお掃除アイテムを配置するようにしています」

汚れやすい水回りは、特にモノを少なく

マグネットで壁にくっつくMarnaの湯おけ

特に汚れやすい水回りにも、掃除がしやすい工夫がされています。

「洗面所やお風呂場は特に汚れやすいので、モノを浮かせて置くことを心がけています。どうしても浮かせないところは、とにかくモノを少なくを心がけています。桶も、マグネットで壁にくっつくMarnaの湯おけに。使い始めて数年経ちますが、へたることなく使えているのもいいところ。towerのマグネットでつくシャンプーボトルは子どもたちが使えるように低い位置に設置しました。

お風呂場に置いてあるものは汚れたらその場ですぐ洗えるように、白で統一しています。黒い皮脂汚れが目立つので、汚れが溜まる前に気がつけるんです」

towerのマグネット式タオルバー

「私が使うお風呂の掃除グッズは、逆にできるだけ高い位置に収納しています。上の方が湿気が溜まりにくいみたいで、カビの予防にもなるので」

こちらもtowerのマグネット式タオルバーを使い、浮かせて収納している。

ソープディスペンサーとアルコールディスペンサー
「洗面所にも、とにかく物を置きません。我が家の洗面所には、ソープディスペンサーとアルコールディスペンサーしかありません」

プラスマイナスゼロのソープディスペンサーとアルコールディスペンサー

「ディスペンサーは、プラマイゼロのもの。2つ同じ形のものを並べることですっきり見えます」

レデッカーの子供の爪指用のブラシ

「お掃除に使うスポンジは、吸盤でくっつくタイプのものを使用して上にくっつけています。こちらはMarnaの洗面スポンジPOCO吸盤付きのもの。 その隣にあるのは、レデッカーの子供の爪指用のブラシ。 こちらも直置きしたくなくて、100円ショップで購入したクリアなトレー置いて、浮かせています」

「我が家は備え付けの家具が多いため、配置替え(模様替え)ができないので、お部屋の雰囲気をガラッと変えることは難しいんです。防火地区でもあるため、建具も防火仕様のものからしか選べなくて、扉がとても重いと、悩みもあります。ですが、そこは受け入れるように。備え付けの家具の上にしか置けないために無駄なものが増えないし、防火ドアは自動で閉まるので、エアコンをつけているときに子どもたちがドアを開けっぱなしにすることもありません。それもエコや節約につながると思うようにしたら、好きになりました(笑)。

そして二世帯住宅なので、リビングは2階、寝室は3階。庭がないため、キャンプや庭で遊ぶということができないのが悩みですが、リビングの日当たりがとてもよいので、そこはプラスポイントと、マイナスの面もあれば必ずプラスの面もあるので、プラス面をたくさん探してマイホームを好きであり続けられるようにしています」

PROFILE @ks._.myhomeさん

5年前に立てた注文住宅。二世帯住宅で、2階は和室とLDK、3階は3部屋。家族は、夫、幼稚園児の兄妹2人の4人。あとはジャックラッセルテリアが一匹。時短家事コーディネーターや整理収納アドバイザーなどの資格を取得し、「家事を好きになりたい」「家にいる時間を快適にしたい」という人向けに講座やセミナーを開き、「家族が笑顔になれるような家作り」を提案し活動中。

取材・文/松崎愛香