世界各地のハーブが集まる酒々井町の「しすい・ハーブガーデン」(同町墨)で、ハーブティーで人気を博した喫茶が復活した。提供するのは園内の摘み立てを使ったフレッシュな味わいで、新型コロナ禍での休業を経て6年ぶりに再開した。 

 「ハーブのまち」を目指し1992年に開園した同園では、約1800平方メートルの敷地に150種類以上を植栽。4〜11月にオープンし、季節ごとに盛りを迎える花々と香りが楽しめる。

 喫茶は98年に始まり、摘み立てを煮出したハーブティーを看板商品にして集客に貢献。施設担当者の鵜沢勝己さんによると、コロナ禍での休業中に来園者から営業再開を願う声が絶えず寄せられたといい、新装開店へウッドデッキに車椅子用のスロープを新設するなどして準備を進めてきた。

 提供するのは、レモングラスやスペアミントなど3種のハーブをブレンドした爽やかな「フレッシュ」と同ハーブを乾燥させた「オリジナル」、リンゴ風味の「カモミール」、酸味を利かせた「ローゼル」の4商品。優雅な香りに加えそれぞれ黄・赤と色鮮やかな見た目の一杯に仕上がっている。ソフトクリームやコーヒーも販売する。

 入園無料。営業時間は同園が午前10時〜午後4時、喫茶が午前11時〜午後3時(いずれも毎週月曜日が休み)。問い合わせは同園(電話)043(496)4909。