印西市は、北総線千葉ニュータウン中央駅前に整備中の新たな公共施設エリアの愛称が「コスモスパレット印西」に決まったと発表した。昨年12月から愛称を公募し、今年3月の市民投票結果を参考にした。新エリアの中心となる市の複合施設は来年4月から利用できる見込み。

 同市は、同駅圏の人口急増などに対応して同駅前に市役所出張所や保健センター、芸術ホールを備えた複合施設を建設し、同施設を核に地域交流館と民間クリニック、立体駐車場が一体となった施設エリア(全体の敷地面積約5333平方メートル)を整備中。複合施設以外の各施設は2026年までに順次オープンを予定している。

 愛称公募には市民らから152件の案が寄せられ、うち5件を候補に市民投票を実施。この結果、最優秀賞に選ばれた「コスモスパレット」に地域名の「印西」を付けて愛称に決めた。

 市によると、コスモスパレットには「複合施設なので色とりどりに活躍できれば、すてき」「コスモスは印西の花。ピンクや黄色などで優しさも表現できる」といった提案理由が添えられていたという。

 投票で、次点の優秀賞には「Komorebi Inzai(こもれび いんざい)」と「コスモスサカス」が選ばれた。