千葉県内の公立高校への進学を希望する、中学3年生の志望状況の調査結果が公表されました。
 2023年の全日制の志望倍率は1.13倍と、2022年と同じ水準になっています。

 これは県内の公立小中学校の教員で構成する、県教育研究会が明らかにしたもので、調査は、県内と県境に位置する、県外の一部の市の公立中学の3年生、約5万人から回答を得ました。

 その結果、2023年1月6日時点の全日制の倍率は1.13倍と、2022年と同じ水準となり、定時制は0.56倍と2022年よりわずかに上昇しました。

 県教育研究会は、それぞれの倍率について、コロナ禍で開催が見送られていた公立高校の体験入学など説明会が開催できるようになり全日制の倍率が維持されたほか、定時制については生徒の学校の選び方が多様化しているなどと分析しています。

 学校別に倍率をみると、2倍を超えたのは7校で、最も高かったのは県立船橋高校の2.63倍で、次いで東葛飾高校の2.43倍、柏の葉高校の2.33倍となっています。

 一方で、1倍を下回った学校は、74校に上っていて、県教育研究会は倍率の高い学校と低い学校の二極化が進んでいると分析しています。

 なお、2023年の公立高校の一般入学者選抜は、2月21日(火)と22日(水)に実施される予定です。