電車内に刃物を持った不審者が現れた場合などに備え、千葉県鎌ケ谷市で5月21日、駅員と警察による合同訓練が行われました。

 訓練はここ数年、電車内で乗客が刃物を持った不審者に襲われる事件などが相次いでいることから、鉄道会社と警察が連携し定期的に行っています。

 鎌ヶ谷警察署で行われた訓練には、北総鉄道の駅員や警察官ら30人あまりが参加しました。

 訓練では駅員が2人1組となり、不審者と対峙した際の間合いの取り方や、腕を掴まれたときの逃れ方など、警察官の指導を受けながら繰り返し練習していました。

 そして、相手が刃物で襲ってくることを想定した訓練では、防護用の盾や、さすまたの適切な構え方について確認していました。

訓練に参加した駅員はー
「刃物を盾で防ぐことを体験したが、いざ刃物を相手にするとすごく怖かった。実際に自分で対応するのは勇気がいるが、訓練で疑似体験できて良かった」

北総鉄道 安全推進担当 阿部勝也 課長
「今後もこうした訓練を継続して積極的に開催し、現場対応力の向上、警察との連携強化を図ってお客様に安全・安心を提供できれば」