「しょうゆ」でおなじみの食品会社が、新たに“しょうゆ関連の調味料”に特化した製造拠点を野田市に建設し、5月21日、竣工式が開かれました。

 キッコーマンのグループ会社、キッコーマンフードテックの本社工場・食品棟の竣工式が行われ、来賓として出席した熊谷知事は、「食にかける皆さんの心意気を実感した。千葉から食で笑顔になる人が一人でも増えたら」と挨拶しました。

 キッコーマンによりますと、1世帯当たりの支出は、約30年前から麺類に使う「つゆ」や、焼肉の「たれ」など、しょうゆ関連の調味料が「しょうゆ」を上回り、さらに、共働き世帯の増加などで、しょうゆ関連の調味料の需要は増加傾向にあるということです。

 しょうゆ関連の調味料を効率的に生産するため、この工場は、新しいシステムや設備を導入し「スマート化」を進めています。

 21日は、工場内で原料を運ぶ「自動搬送機」が樽酒を運んでくる一幕も見られ、関係者が鏡割りで工場の完成を祝いました。