誰もが活躍できる社会を推進するために、どのような環境の整備が必要かなどを検討する、千葉県の多様性社会推進本部会議が5月23日、県庁で行われました。

 多様性社会推進本部は、2024年1月に施行された多様性尊重条例を踏まえて設置されたもので、熊谷知事を本部長とし、県の幹部職員で構成されます。

 初回となった23日の会議の冒頭、熊谷知事は「多様性の尊重を県政を進める上での重要な視点として、リーダーシップを発揮して取り組みを進めてほしい」と呼びかけました。

 会議では条例に定められている基本理念や県の責務、それに多様性尊重への取り組みを全庁的に推進していくことが確認されました。

 また、総合企画部からは、あらゆる分野で男女共同参画の視点をこれまで以上に反映させること、教育委員会からは、外国にルーツがある子どもや障害のある子どもの入学がマイナスに捉えられないよう、教員の負担軽減を図っていく方針がそれぞれ示されていました。