名古屋の印象は産業>観光 G20取材の各国記者

名古屋の印象は産業>観光  G20取材の各国記者

 NAGOYAは各国記者にどう映っているのか。二十カ国・地域(G20)外相会合取材で訪れた各国メディアの記者九人に、名古屋の知名度や印象を尋ねたところ、産業都市のイメージが強く、観光面では「東京と京都の通過点」「名物が足りない」などの指摘が相次いだ。観光地として売り出そうとしている市にとってはほろ苦い結果となった。
 プレスセンターが設けられた地下鉄伏見駅近くのヒルトンホテルには、二十一日夜から各国の記者が続々と集まってきた。
 「名古屋の都市名を知っていましたか」。こんな問いに、記者九人のうち八人が「知っている」と回答。そこで「どんなイメージを持っていましたか」と踏み込むと、多くが「ええと」と首をひねった。
 トルコ・ミリイェット紙のエジルさん(46)は「名古屋にトルコ領事館ができるということで、今回聞いたばかり」、サウジアラビア・リヤド紙のアルカタニさん(44)は「以前サウジと名古屋のサッカーチームが対戦したから知っていただけ」と話したが、具体的なイメージは「ない」と答えた人も多かった。
 知っていても観光都市のイメージは乏しい。オーストラリアンフィナンシャルレビューのマキロイさんは「産業で有名な都市」。ロシア・タス通信で東京駐在のザフラチャエフさんも「名古屋といえばトヨタ」とものづくりの印象だ。
 ザフラチャエフさんは以前、観光で名古屋を訪れ、名古屋城やリニア・鉄道館を楽しんだ。だが観光面では「まだまだ。大阪城と比べたら観光で人気なイメージはない。名物が足りないのでは」と指摘する。
 国営ロシア通信のザハルチェンコさん(58)によると、ロシア人に人気の観光地は京都、広島、長崎など。「名古屋は東京と京都の通過点で、観光する発想があまりないのでは」と手厳しい。
 しかし、複数の記者が今回、名古屋城やトヨタ博物館(長久手市)を初訪問したほか、なごやめしも楽しんだ。中国・上海メディアグループの羅娜枚(ろなめい)さん(27)は初めて天むすを食べ「おいしかった」、ニュージーランド・ヘラルドのトレベットさんは「みそを使った料理は口に合った」と満足そう。今回のような国際会議の招致は、地域の魅力発信につながりそうだ。
 市観光推進室の担当者は外国記者のイメージについて「謙虚に受け止めなくてはいけない。しっかりやっていかなくてはと奮い立ちます」と受け止めた。海外の展示会への出展や外国人向けホームページの整備に努めており「観光でも人を引きつけるよう発信していきたい」と話した。

 (垣見洋樹、谷悠己、中山梓)


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