女優の財前直見(58)が14日、大津市で開催された「大河ドラマ『光る君へ』パブリックビューイング&トークショー」に出席し、内田ゆきチーフ・プロデューサーらとドラマについてトークした。

 吉高由里子(35)が「源氏物語」の作者・紫式部/まひろを演じる「光る君へ」。財前は、まひろのソウルメイトである藤原道長(柄本佑)の父・藤原兼家(段田安則)の妾(しょう)、藤原寧子(ふじわらのやすこ)を演じている。息子の道綱(上地雄輔)を溺愛し、兼家との日々を「蜻蛉日記」として残した。

 財前は役柄について「彼女はとにかく『兼家命』『道綱命』。その部分だけブレることがないように心がけました。きっと道綱を甘やかしすぎて、何もかもお膳立てをしてあげていたんだろうなぁと。道綱と寧子が出てきたら、ふと笑える、そういう感じになったと思います」とコメント。

 この日放送された第15回では石山寺で寧子は、まひろと遭遇する場面があった。「まひろは早くにお母さんを亡くされていたので、どこか母の気持ち、私に娘がいたらという気持ちをセリフに込めて演じました。『蜻蛉日記』を書いた先輩として、あなたたちは幸せになりなさいよ、妾の人生とは切ないことなのだと諭す、とても良いシーンになったと思います」と振り返った。