トルコ出身のエコノミスト、エミン・ユルマズさんが28日夜にX(旧ツイッター)を更新。この日投開票された衆院3補選で自民党が不戦敗を含み全敗したことの要因は、裏金問題よりも円安による物価高だと指摘し、さまざまな意見が寄せられた。

 候補者を擁立した島根1区だけでなく、擁立しなかった2つの選挙区でも議席を失った自民党。東大卒で日本の証券会社で勤務経験のあるエミンさんは「自民党が全敗したようですが、メディアは相変わらず裏金問題のせいにしています。日本だろうが米国だろうが政治が動く時にその背景に経済があります。円安による物価上昇は国民生活を直撃しています。これが自民党が全敗した真の理由。裏金は追い討ちをかけただけ」と私見をつづった。

 この投稿に「そうでもないですよ。その考えは金融にどっぷり浸かったごく普通の国民とはかけ離れた発想かと。割とワイドショーの影響でお灸据えたい人は裏金の件で動いています」との反論も。その一方で「国民の生活に直結しているのはやはり経済」「裏金だけなら、島根であんな負け方しません。みんな円安と保険料から子供手当を出すやり方に怒ってるんです」「『賃上げしたから負担なし』という無茶苦茶な詭弁にも呆れ果てたんだと思います」「円安止めるには利上げしなければならない。しかし、金利を上げれば住宅ローンの返済額はあがり国民を苦しめる結果になります」などの反応があふれた。