タレントのpeco(28)、フリーアナウンサーの川田裕美(40)らが9日、東京都内で「第16回ベストマザー賞 2024」の授賞式に出席した。

 一般の母親からの投票などをメインに、2008年から「母の日」を前に開催される一般社団法人日本マザーズ協会により表彰。子育て、ママの多様性を広げ、柔軟性につなげるもくろみ。これまで74人が授賞、100人100様の子育てを啓発する。

 芸能部門で受賞したpecoは「こんなすてきな賞をいただきありがとうございます」とひと言あいさつすると、あふれ出す涙をこらえきれなかった。「23歳になったとともに息子が来てくれて、いま5歳。ここまで大きくなってくれて、今まで家族の中にいろんなことがありました」と思いの丈を口にした。元夫のryuchellさんは昨年7月に27歳で急逝。シングルマザーとして息子の成長をSNSなどでつづってきた。

 続けて「ママであるということが自分を強くしてくれた。きょうも朝から学校の準備をする息子を怒鳴り散らしてからここに来ました。穏やかでかわいいママになれたらと何度思ったことか」と複雑な心境を明かした。それを踏まえ、子育てをする人へ向けて「寝顔を見て、もっと優しいママに、と思う方も多いはず。私が完璧じゃなくていいと思わせていただいたように、わが子と一生懸命向き合っているママは全員ベストマザー。全国のママさん、毎日お疲れさまです」とねぎらった。

 また、「帰ってからもがみがみ言ってしまうと思うけど、私なりの愛を伝えていきたい」と声を詰まらせつつ「ママにしてくれた、ryuchellと息子に感謝しつつ、これからも愛し続けていきたいと思います」と涙ながらに思いを届けた。

 川田は文化部門での授賞。他の部門受賞者は以下の通り。音楽・BENI(38)、社会経済・優木まおみ(44)、スポーツ・丸山桂里奈(41)。