人気デュオ「KinKi Kids」の堂本光一(45)が作・構成・演出・主演のミュージカル「Endless SHOCK」(東京・帝国劇場)が9日夜の部で通算2018回公演を達成し、故森光子さんの「放浪記」(2017回)を抜いて国内演劇の単独主演記録を更新した。

 公演後の特別カーテンコールには、過去にライバル役を務めた今井翼(42)や屋良朝幸(41)、今回のライバル役の上田竜也(40)と中山優馬(30)、そしてジュニアユニット「Musical Academy(MA)」として屋良とともに初演から出演していた町田慎吾(43)と米花剛史(41)、劇場オーナー役を務めた前田美波里(75)、森公美子(64)、梅田彩佳(35)ら特別ゲスト9人が駆けつけた。

 女性陣3人がバラの花を6本ずつ持ってお祝いした後、上田と中山が2000本の赤いバラでできたゲートのセットに乗って舞台下から登場。合わせて2018本になるという心憎い演出だった。

 初代シリーズで主人公コウイチのライバル役を演じた今井は「光一くん、大記録達成おめでとうございます。今でも舞台に立ち続けているのが本当にかっこいいなと思います。40代のかがみです」とリスペクト。また、シャンパンの巨大オブジェを持って登場した町田と米花と久々に再会すると「懐かしい!」とうれしそうにハグ。「いろんな土台を一緒に作った。(当時に)タイムスリップするわ。(2人とも)変わらないねー」と目を細めていた。

 事務所の体制が変わり、昔であれば実現しなかったかもしれない〝退所組〟が駆けつけてくれたことについて、「やばいね、これ。いろんなものを超えた形がここにあるね」と光一は心底喜んでいる様子だった。