人気ミュージカル「忍たま乱太郎」の第14弾「五年生!対六年生!〜お宝を探し出せ‼〜」の公開舞台稽古が17日、東京・シアターGロッソで行われ、初日の幕開けを前にメインキャストが取材に応じた。

 尼子騒兵衛さんによる忍者ギャグ漫画「落第忍者乱太郎」とNHK系アニメ「忍たま乱太郎」をもとに舞台化したミュージカル。今作はアニメ27期71〜73話で放送されたアニメオリジナルが原作。第2〜4弾で6年生キャストを演じた椎名鯛造(37)と前内孝文(38)が忍ミュの舞台に戻ってきたこと、5年生キャストが第10弾ぶりに全員そろうことで上演前から話題を呼んだ。

 大先輩も参加しての稽古場の様子を、前内が演じた食満留三郎役を現在演じる鈴木祐大(32)は「多くは語らず『背中を見ろ』と言うところを見せていただいた」と振り返り「負けていられない」と明かした。椎名が演じた善法寺伊作役の反橋宗一郎(36)は「忍ミュの先輩であり、役者の先輩が入って(空気が)締まった。今回はビジュアルも同じ髪形で、いろいろと面白かった」と笑顔を見せた。

 椎名は「10年以上ぶりですが、ここまでシリーズが続いていることがすごい。心から尊敬します。いろんなレベルが上がっていて、今作も見応えのある物になっていると思う」と手応えを口にした。前内も「ホームに帰ってきた」と話し、「役名流石王子(さすが・おうじ)。名前からがんばらないとな、となりました」と出演前の反響を苦笑いで振り返った。

 最後に椎名は「久しぶりに2人が帰ってきた忍ミュ。ぜひ楽しんで行ってください」。前内は「千秋楽まで1人も欠けることなく走り抜きたい」と気合を込めた。

 東京公演は6月2日まで同所。愛知公演は6月8〜9日、幸田町民会館さくらホールで。