アイドルグループ「SixTONES」の京本大我(29)が21日、東京都内で映画単独初主演を務めた「言えない秘密」(河合勇人監督、6月28日公開)の完成披露試写会に登壇。恋愛映画で初のヒロイン役を演じる古川琴音(27)、横田真悠(24)、尾美としのり(58)らとともに舞台あいさつを行った。

 アジア圏で大ヒットを記録した2007年の同名台湾映画が原案。京本演じる音楽面で豊富な経験をもちながらもトラウマを乗り越えようとする主人公の音大生と、古川演じるミステリアスな雰囲気で神秘的なピアノを奏でるヒロインのラブストーリーが描かれる。

 試写を見て号泣したという京本は「1年前に撮影していたので、やっと届けられる日が来たんだとうれしく思っています」と笑みを浮かべ、「この作品に携わらせていただけることを誇りに思っています。作品が公開されてからも、エゴサしちゃおうかと思うほど大好きな作品です」と思い入れをうかがわせた。

 撮影前はほとんどピアノを弾けなかったという。しかし、「クランクインする3カ月前から個人レッスンを組んでもらっていました。課題曲が7曲ぐらいあったんで、演じるのもそうですけど(練習が)大変でした」と撮影を振り返った。

 主人公の父親役を演じた尾美は、「(自分の役が)京本政樹さんの方が良かったんですけど。あまり似てないんですけど、トンビがタカを産んだということでご容赦ください」と京本の実父の名前を出して笑わせた。