俳優眞島秀和(47)主演のBS―TBS火曜ドラマ9「ROOM」(火曜午後9時)が8月27日にスタートすることが決定した。

 「ROOM」は現在、新感覚のオムニバス朗読劇として東京・新宿スペース・ゼロで上演中(26日まで)の舞台をドラマ化。眞島はこの舞台にも出演しており、ドラマではデビュー作が大ヒットしたもののスランプに陥り、執筆に行き詰まって缶詰めで新作を書き上げようとホテルへやってきた小説家を演じる。

 ドラマは観光客でにぎわうリゾートホテルが舞台。初夏の夕方、小説家の南条オサム(眞島)らそれぞれに事情がありそうな男たちがチェックインのためフロントに並んでいた。南条はヒット作に恵まれず、編集者から逃げるように執筆のため訪れたが、筆は進まず、だらだら過ごしていると、知らない番号から着信が入った。相手は「今から死にます」と話し、南条は必死の説得を始める…。

 訳ありの登場人物たちが繰り広げる物語に眞島は「ホテルで缶詰めになる作家、締め切りに追われるという経験はありませんが、面白い役をいただきました」と語り、「クセのある人物たちの群像劇、ジャンルとしては『コメディー・サスペンス』ということなので、どんな展開になるのか撮影が楽しみです」と意欲をコメントした。

 脚本を担当するのは朗読劇の作・演出も手がける木下半太さん。小説「悪夢のエレベーター」で2006年に作家デビューし、「悪夢」シリーズで知られるマルチに活躍するクリエーター。木下さんは「ホテルを訪れる4人の宿泊者たち。出会うはずのなかった彼らが偶然というアクシデントでぶつかり合い、何かを見つけます。2泊3日の軌跡のドラマをぜひ目撃してください」と見どころをアピールしている。