女優の永野芽郁(24)と俳優の佐藤健(35)が11日、東京都内で開かれた今年12月公開予定の映画「はたらく細胞」(武内英樹監督)の製作発表会に出席した。人間の体内細胞を擬人化した人気漫画を初めて実写化。2人はダブル主演で永野が赤血球、佐藤が白血球を演じた。

 清水茜さんの原作漫画は2015年からシリーズ累計1000万部を超える大ヒットとなり、18年からアニメも制作。会場では報道陣の前に顕微鏡が用意され、全長4ミリの世界最小マイクロポスターで主演の2人をお披露目。通常の顕微鏡では見えない全長1ミリのポスター開発にも成功し、ギネス申請のアナウンスに2人も歓喜した。

 原作の世界観にほれ込んだという佐藤は冒頭から「この作品をやるために今まで俳優を頑張ってきたんだなと思った。集大成。これは間違いなく2人の代表作になる」など熱い思いを繰り返し吐露。「史上最小で最も身近なヒーロー。特に、僕は変身してヒーローになっていた時期があるので人一倍自負がある。かなり気合を入れて演じた」と振り返った。

 佐藤や監督から赤血球役を絶賛された永野は、6年前の朝ドラ主演以来の共演となる佐藤の変貌ぶりに触れ、「横を見たら真っ白な人がいる。真剣なシーンなのにどうしても笑いが止まらなくなる」と撮影時の苦労を告白。「赤血球なんで白血球さんに守ってもらうこともあり、私を全力で守ってくれる姿にはキュンとしました」と見どころもアピールした。