女優米倉涼子(48)主演で人気を博した医療ドラマが映画化され、「劇場版ドクターX」(田村直己監督)として12月6日に公開されることが18日、分かった。ドラマ誕生から12年たち、映画化を熱望していた米倉の夢が実現。「映画でも、私、失敗しないので」とシリーズ集大成となる劇場版でも大ヒットを狙う。

 テレビ朝日系で放送されたドラマ「ドクターX」は、米倉演じるフリーランスの外科医・大門未知子が活躍する人気シリーズ。群れや権威、束縛を嫌い、専門医のライセンスとたたき上げのスキルだけが武器。「特技・手術、趣味・手術」という未知子は難易度の高い手術を次々に成功させ、「私、失敗しないので」というセリフはドラマの代名詞となった。第1シリーズが2012年10月期に放送されると瞬く間に視聴者をくぎ付けにする国民的医療ドラマとなり、第7シリーズ(21年10月期)までの年間で連続ドラマクール平均第1位を記録。

 劇場版では未知子がなぜドクターXになったのか、ダークでミステリアスな孤高の壮絶な半生が描かれる。さらにシリーズ史上最悪の危機に挑んでいく。撮影は昨年9〜10月、今年3〜4月に行われ現在製作中。

 米倉は「私自身、大門未知子と12年間お付き合いできるとは思っていませんでした。ドクターX、そして大門未知子は切っても切り離せない米倉涼子の一部です」と話し、未知子が自身の分身とも言えるキャラクターになったようだ。映画化については「私が大きな画面でドクターXを見てもらいたいと思いプロデューサーとお話しして実現できました」と夢がかなった。見どころには「大門未知子が『私、失敗しないので』と言うまでの展開と、言う瞬間にも注目していただけるとうれしいです」と決めゼリフのシーンを挙げた。

 さらに「私たちの12年の思いがこもった作品になっていると思います」と集大成の劇場版にも自信を見せている。

◇ドラマでおなじみ西田敏行らも出演

 劇場版には、ドラマでおなじみのレギュラーメンバーも集結。未知子を取り巻く個性あふれるキャラクターたちが帰ってくる。

 今回明らかになったのは東帝大学病院の元院長で、未知子に積年の恨みを抱く蛭間重勝役の西田敏行(76)、未知子が師匠と慕う「神原名医紹介所」所長・神原晶役の岸部一徳(77)、未知子のパートナーで麻酔科医・城之内博美役の内田有紀(48)ら。ほかに田中圭(39)、今田美桜(27)、勝村政信(60)、鈴木浩介(49)、遠藤憲一(62)らシリーズを彩ってきたキャストも出演する。

 さらに脚本は中園ミホさん、メガホンをとるのは田村監督というドラマをヒットさせてきた万全の布陣で臨む。

◇最初で最後のファン感謝祭8月開催

 映画化を記念して、公開を待ち望むファンらのため、ドクターXを楽しんでもらおうと「Xプロジェクト」が実施されることも明らかになった。

 第1弾として8月27、28日に東京・EXシアター六本木で、最初で最後のファンミーティング「ドクターX感謝祭」が開催される。米倉をはじめ、劇場版に出演する豪華キャストが登壇する。

 さらに今月19日〜7月2日にテレ朝(関東ローカル)で第7シリーズ全10話が再放送される。