昨年、第48回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞した元宝塚歌劇団雪組トップスター女優・望海風斗(のぞみ・ふうと、40)が8月28日にメジャーファーストアルバム「笑顔の場所」を発売する。このほど東京都内で本紙の取材に応じ、自信作をアピールした。 

 アルバムのコンセプトは”笑顔でリングに立つための10曲の武器”。視聴者のセコンドとして望海の歌声が背中を押してくれる構成のアルバムになっている。取材の際はジャケットビジュアルと同じようにボクシンググローブを装着し、クールな表情で決めポーズ。「闘志が湧くというか、力がみなぎってくる感じ。この力でぐいぐい皆さんの背中を押したいと思う」と意気込んだ。

 3月リリースのアンジェラ・アキ提供曲「Breath」のほか、GRe4N BOYZ(GReeeenから改名)が提供する新曲「ミチシルベ」とカバー曲で編成。全曲を音楽プロデューサーの武部聡志さんが手がける。

 望海は「宝塚を退団して、やりたいことの中に皆さんの日常に届けられる歌を歌えるようになりたいという目標があった」と明かし「こんなに早くにかなうなんて思っていなかった。うれしい」と声を弾ませた。

 新曲について「GReeeenさんらしさが出ていて、歌えるのうれしい!って思ったんですけど、実際すごく難しくて。(ピッチが)早いし、音も高低あって、デモですごくかっこよく歌われてるのに、自分が歌うとそうならなくて…」と苦悩を振り返った。

 カバー曲の選曲は自身も含めアイデアを出したそうで「ファンからの『歌ってみてほしい』というリクエストがあった曲もスタジオで実際に歌ってみて、いいねってなりましたね。逆に、歌いたいと思ったけどそぐわないなと省いた曲もあります」と明かした。詳細は後日発表される予定だ。

 アルバムの収録は4月から始まり、現在も鋭意制作中。「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」に出演中と多忙な望海だが「今回のアルバムでポップスを歌うトレーニングをしたので、ムーラン・ルージュ!に戻ったときに、はるかに歌いやすくなっていました」とニッコリ。ファンからどんな反応が得られるか…。作品が完成し、直接歌声を届けられる日を心待ちにしている。