大谷翔平、23号弾直後にうなずいた理由、NYでの2度の対戦が伏線か…スーパースターのバトン、長嶋茂雄さん死去の日に特大アーチ
中日スポーツ6/3(火)16:25

大谷翔平(AP)
◇2日(日本時間3日) 大リーグ ドジャース3―4メッツ(ドジャースタジアム)
ニューヨークでの対戦が脳裏にあったのだろう。2点を追う7回2死走者なし。大谷が第4打席を迎えた。対戦相手は5月23日と25日、2度対戦したメッツの救援右腕クラニックだった。
その初球。80・6マイル(約130キロ)のカーブに体がピタッと止まった。しっかりとためて迷いなく引っ張った打球は右翼ポール際のブルペンに飛び込んだ。打った瞬間、大谷が4度、5度と下を向いてうなずいた。伏線は前回の2度の対戦か。5月23日はカーブで空振り三振。同25日もカーブで中飛に仕留められていた。1週間の再戦。決め球を狙って仕留めた一撃は、メジャートップに並ぶ23号となった。
土壇場9回には、メジャー屈指の守護神ディアスの99・9マイル(約159キロ)の真っすぐを左翼深くまで飛ばし、同点犠飛を打ち上げた。
同点の走者が生還すると、手をたたいて鼓舞した。チームは延長の末、競り負けたが、大谷の勝利への思いがにじんだ試合となった。
試合前、突然の訃報が飛び込んだ。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が死去した。大谷は試合前に自身のSNSを更新。長嶋氏と、今年3月に東京の開幕シリーズで来日した時に対面したツーショット写真など3枚と「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼の言葉を添えた。
日本の野球界が生んだスーパースターの系譜。ファンを魅了した「ミスター」が亡くなった日に、大谷はファンを熱狂させる特大の一発を放った。











