大谷翔平、長嶋茂雄さんの「情熱」を次世代に届ける… 7月復帰の二刀流「通常のスタイル」、道なき道を突き進む

中日スポーツ6/15(日)16:25

大谷翔平、長嶋茂雄さんの「情熱」を次世代に届ける… 7月復帰の二刀流「通常のスタイル」、道なき道を突き進む

試合後、取材に応じるドジャース・大谷(阿部太郎撮影)

◇14日(日本時間15日) MLB ドジャース11―5ジャイアンツ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が、ジャイアンツ戦で11試合&47打席ぶりの本塁打を放った。1回に自己最多を更新する今季7度目の先頭打者弾。6回には変化球を右翼席最前列に運び、1試合2発で日本選手初のメジャー通算250号をマークした。チームは首位攻防戦を制して、ナ・リーグ西地区単独首位となった。

 前日、ドジャース移籍後ワーストの46打席ノーアーチに終わったが、豪快な一発で終止符を打った。1回。メジャー2年目右腕ループの甘いカットボールを見逃さなかった。力強いスイングで捉えると、打球速度177・5キロの高速球が右翼席に突き刺さった。

 自身最多を更新する今季7度目の先頭打者弾。「初回の1番打者が、(相手が)一番勝負に来る打席だと思う。やっぱり回が進んで僅差になって、得点圏に走者が進めばゾーン外を突いてくるチームが多い」。試合の1球目から振る準備を常にしている。

 これで終わらない。6回には浮いた変化球を、長いリーチでバットに乗せると、打球はぐんと伸びて右翼フェンスを超えた。今季25号ソロは日本選手初のメジャー250号に到達。MLBのサラ・ラングス記者によれば、元ヤンキースなどで活躍したアレックス・ロドリゲスを抜き、通算944試合の史上最速で「250本塁打、150盗塁」を達成した。

 今年は大得意の6月になかなか本塁打が出なかった。復調のため、見直したのは「構え」だった。「やっぱり構えが大事だと思っている。そこを重点的に試合前はチェックして入った」。室内の打撃ケージで心地いい構えを追求し、球の見え方を見直した成果が出た。打つべき甘い球を捉えての1試合2発。「だいぶ長いこと打ってないなと思っていた」。大谷の打棒がドジャース打線を活気づけ、ジャイアンツとの首位攻防戦第2ラウンドに大勝。地区の単独首位に立った。

 試合後は久々に取材に応じ、日本時間3日に89歳で亡くなった巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんへの思いを吐露した。「野球に対する愛情が深い方という印象。その情熱を、現役の僕らが次の世代につないでいければいい」。7月には、再び二刀流選手として復活する見通し。「(投打の)2つ同時にやっていくのが通常のスタイル」。大谷らしい誰も歩んでいない道を突き進み、野球の「情熱」をファンに示す。

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