【荒木雅博の目】中日・松葉の好投引き出したルーキー捕手を評価「雰囲気に余裕が出てきた」「マウンドへ行ったタイミングは良かった」

中日スポーツ6/15(日)19:15

【荒木雅博の目】中日・松葉の好投引き出したルーキー捕手を評価「雰囲気に余裕が出てきた」「マウンドへ行ったタイミングは良かった」

5回裏、マウンドで話し合う松葉(右)と石伊

【荒木雅博の目】◇15日 日本生命セ・パ交流戦 西武1―0中日(ベルーナドーム)

 中日は2試合連続で先発投手の完投負けとなった。松葉は6回、滝沢と長谷川の連続短長打で1点を失ったが、8イニングをその1失点にとどめた。しかし、打線は昨季も白星を献上した、球種が豊富で緩急をつけてくる左腕の武内を攻略できず、今季14度目の完封負け。勝利5割へあと1勝としてから連敗を喫して、借金は「3」に。交流戦の戦績も6勝6敗の勝率5割となった。

 松葉は今季4敗目(6勝)を喫したものの、本紙評論家の荒木雅博さん(47)は「最近の松葉のなかでは最高のピッチングだったと思います」とたたえた。

 立ち上がりはいきなり味方の失策からピンチを迎えた。先頭・西川の遊ゴロを村松がエラー。しかし、1死二塁となってから3番・長谷川を低めのスライダーで遊ゴロ、4番・ネビンを低めチェンジアップで三ゴロに打ち取った。5回までそのエラー、バントを含めて12個のゴロを打たせている。外角カットやツーシームなどを低めに集めた見事な投球だった。

 「打たせて取る、クレバーな投球でした。相手は真っすぐを狙ってきているなか、的を絞らせず、かわしてゴロを打たせることができていました」と荒木さんは語った。

 その松葉とバッテリーを組んだのは新人の石伊(日本生命)で、3度目(3試合連続)のコンビだった。その石伊から、荒木さんは「雰囲気に余裕が出てきたように思います」と落ち着きを感じ取る。松葉がコースぎりぎりの内角球がストライクと判定されず、少しいら立つようなシーンも何度かあった。そのなかで4回1死から外崎を歩かせた直後、すぐさま石伊はマウンドへ駆け寄り、松葉と会話をした。

 「石伊とのバッテリーでサインが合わないようなことはそんなになかったですし、石伊がマウンドへ行ったタイミングは良かったと思います。ベテランの松葉は自分の気持ちを抑制することができるんですが、あそこでイラ立ったまま投げさせず、時間をあけた。本当に良いタイミングで間をあけたと思います」と荒木さん。続く炭谷に右前打で1死一、三塁とされたものの、高松をボテボテの三ゴロ、元山を平凡な左飛に打ち取り、ここは失点を防いだ。松葉は8イニングを投げて5安打、3奪三振、1与四球で、15個のゴロアウト。石伊も持ち味を遺憾なく発揮させたと言えそうだ。

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6/23(月) 20:40更新

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