◇28日 中日0―0広島(バンテリンドームナゴヤ)

 右内転筋損傷で開幕から出遅れ、この日に出場選手登録された中日・藤嶋健人投手(25)が今季初登板し、1イニングを無失点に抑えた。

 互いに無得点のまま迎えた延長12回に6番手としてマウンドへ。先頭の久保を142キロの直球で空振り三振、坂倉は二ゴロ。6番・菊池には左翼線への二塁打を浴びたものの、続くは矢野を内角への143キロ直球で見逃し三振に仕留め、ガッツポーズを見せた。

 藤嶋は3月15日に行われたオープン戦の阪神戦(バンテリン)で8回に登板したが、2死を奪った後に下半身を気にしながらベンチ裏へ下がり、そのまま降板。「右内転筋損傷」と診断されて、リハビリに励んでいた。20日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(ナゴヤ)で実戦復帰。ファームで計3試合に登板していた。