◇5日 巨人2―4阪神(東京ドーム)

 巨人は競り負けたものの、首位阪神との3連戦を2勝1敗で勝ち越し。阿部慎之助監督は「最後もワンチャンスで追いつける試合だったし、次につながるかなと思う。いい3連戦だった」と手応えを口にした。

 指揮官が評価したのは3点を追う5回、6番梶谷からの攻撃。阪神先発の才木に対し、梶谷と小林の連打で無死一、三塁の好機をつくり、門脇のスクイズと代打長野の二塁打で1点差に迫った。下位打線が理想的なつながりを見せ、阿部監督は「いい形をつくれたので継続したい」と語った。

 5イニング3失点(自責点2)で今季初黒星を喫した先発の高橋礼は、7四球を出して4イニング⅓を2失点で降板した4月28日DeNA戦(横浜)に続き、ピリッとしない内容に。失点した3回に打たれた本塁打と3安打は全て左打者によるもので、杉内投手チーフコーチは「相手が対策してきても抑えられる投手になってほしい。これを乗り越えないと1年間ローテーション回れない」と左封じを厳命した。