◇5日 ヤクルト3―6中日(神宮)

 中日は勝利し、連敗を3で止めた。先発の高橋宏斗投手が今季初勝利をマークしたが、完封目前の9回に自らの送球エラーから失点を重ね、ゲームセットまであと1人のところで降板。立浪和義監督は試合を振り返った。

―高橋宏が今季初勝利。9回は自身の失策で苦しむも、それまでは完璧な投球で連敗ストップ

 「最後はちょっとありましたけど、そこを抜きとしたら、序盤からボールも良かったし安定していた。連敗中のチームを救う投球をしてくれた。最後の(悪送球の)ところは練習しながらね。対策を練って。ピッチングについては攻めていけていたし球威も最後まで落ちなかった。ストライク先行で投げてくれた」

―中田が休養の中、打線がつながり6得点

「(石川)昂弥のホームランから始まって中押し、駄目押しができた。ここは何が起きるか分からない球場。最後は少しヒヤっとしましたけど、久しぶりに1つ取れて、そこが一番大きい」

―試合前の練習中、ベンチで石川昂と話す場面も

 「期待されながらくすぶっているところある。自分がやるべきことは何かを明確にしてほしいということを伝えた。打者なので自分のものを持つことは大事。ただ、難しく考えず、やれることを続けてやっていこうと。きょうは結果が出て良かったです」

―板山が支配下登録され、即スタメン出場

 「どこでも守れる選手。ヒットも出ましたし、ベンチ入りしている選手で勝っていかないといけない。新しい戦力が増えた。期待しています」

―村松が3連戦で14打数12安打

 「何かつかんだかなというくらい打っている。2番だとバントの場面もある。初回のランエンドヒットのところは空振りしてほしくないところ。その辺は試合に出ながら成長してほしい」