公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルは8日、2002年の皐月賞馬ノーリーズンが7日、繫養(けいよう)先である福島県南相馬市の鹿頭ステーブルで死んだと発表した。25歳だった。

 同馬は02年1月に栗東・池江泰郎厩舎からデビュー、3戦2勝で迎えた皐月賞を制した。ダービー8着をへて1番人気に推された菊花賞ではスタート直後に落馬、競走を中止した。04年の朝日チャレンジC11着を最後に引退。通算成績は12戦3勝だった。引退後は種牡馬をへて、14年から同ステーブルで繫養されていた。

 同ステーブルの鹿頭芳光さんは「こちらに移動してからは、大きなけがや病気もなく元気いっぱいに過ごしていたので残念でなりません。人気ゲームのウマ娘に選んでいただいたり、ファンの方から生牧草バンクを通じて牧草を贈っていただいたり、多くのファンの方々に支えられてここまできました。今までご支援いただいたファンの皆さまに感謝申し上げます」とコメントした。