◇10日 日本ダービー2週前追い切り(栗東トレセン)

 青葉賞で3連勝を飾って日本ダービーへと挑むシュガークン(牡3歳、栗東・清水久)が2週前追い。栗東坂路を単走で流す程度で4F57秒4―1F13秒4をマークして態勢を整えた。

 「ちょっとやる程度のつもりでしたから。予定通り。何の問題もなく、ずっといい状態をキープしている」と清水久師は順調さを強調した。

 青葉賞後も短期放牧に出され、8日に栗東へ帰厩。「昨年よりも馬体に丸みがあって成長しています。(キタサン)ブラックの皐月賞、ダービー時と比較してもそれほど(状態は)変わらない」と師。

 自身が管理した偉大なる兄キタサンブラックはダービーを14着と思わぬ形で大敗した。その兄の屈辱を晴らし、万全の態勢を築くべく、シュガークンが競馬界の祭典への調整を進める。