◇11日 バスケットボール Bリーグチャンピオンシップ準々決勝第1戦 名古屋D78―69三河(ドルフィンズアリーナ)

 西地区を初めて制した名古屋Dは、ホームで中地区2位の三河との愛知”ダービー”に先勝した。史上初の4強入りへあと1勝となり、王手を懸けた。

 立ち上がりが両チームが火花を散らした。激しい守備から高速展開。三河は長野誠史のシュートで先制すると、名古屋Dはスコット・エサトンのダンクで応酬した。第1クオーター(Q)は三河が20―16でリードして終えた。名古屋は斉藤拓実が前半に3本の3点シュートを決めるなど反撃、39―39の同点で折り返した。

 第3Qの序盤、怒濤(どとう)の攻めで48―39と三河を引き離した名古屋Dは、5点リードで最終Qに入った。斉藤が59―54から2本連続で3点シュートを沈め、流れを引き寄せるとホームのファンのボルテージは最高潮に達した。

 名古屋Dの主将・須田侑太郎は「愛知をバスケで盛り上げる試合ができるのはうれしい」と歓迎し、三河の西田優大は古巣対決に「Bリーグで初めてプレーしたチームとの対戦なので個人的にもうれしい」と話していた。