米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手とドジャースの大谷翔平選手が11日の試合前、ペトコパークのバックネット近くで5分以上談笑した。2人は12日に今季3度目の対戦を迎える予定だ。

 日本が誇る大物2人の「共演」。ダルビッシュが投げる仕草をして、大谷に笑いが弾ける。ライバルチーム同士とはいえ、気心しれた2人は束の間の会話を楽しんだようだ。昨年、侍ジャパンで共に戦った時もフリー打撃中に2人だけで野球談義に花が咲いた。今年のドジャー・スタジアムでもダルビッシュと大谷、山本由伸も加わって話したが、この日は侍ジャパンと同じように2人で交流を深めた。

 会話の途中に、ドジャースのトラビス・スミス・トレーナーが挨拶をして、大谷がチャチャを入れるなど微笑ましい時間となった。だが、12日は今季3度目の真剣勝負の場が用意される。今季の対戦成績は5打数1安打。今回はどちらに軍配が上がるか。ダルビッシュは日米通算200勝まであと2勝と迫っており、200勝に王手のかかる一戦でもある。