関西六大学野球春季リーグ戦で、大商大が5季連続22度目の優勝を決めた。13日に大阪市の南港中央球場で行われた大経大―京産大の3回戦で大経大が2―3の逆転負け。勝ち点3の大経大は同4の大商大と最終節の対決を残しているが、そこで勝ち点を奪って並んでも勝率で上回れない。一方、同4とした京産大は8勝4敗で全試合を終え、大商大が大経大に勝ち点を落としても勝率で下回る。

 大商大は、今秋ドラフト候補の4番・渡部聖弥外野手(4年・広陵)が打率2割1分2厘、1本塁打、7打点と苦しんだものの、4月27日の京産大戦(ほっともっとフィールド神戸)でリーグ戦通算8号で初となる満塁本塁打を放ち、持ち前のパワーを発揮した。

 また、大物ルーキーの真鍋慧(けいた)内野手(1年・広陵)は開幕戦から「2番・指名打者」でここまで全試合に出場しており、打率3割1分4厘、1本塁打、9打点と活躍し、優勝に貢献した。