◇13日(日本時間14日) ジャイアンツードジャース(サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平選手が、敵地でのジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発復帰し、今季18度目のマルチ安打と6日のマーリンズ戦以来7日ぶりの打点をマークした。

 1―3の5回2死三塁での第3打席、フルカウントから右腕・ヒックスの変化球を引っかけたが、快足を生かして二塁への内野安打。三塁走者が生還し、1点を返した。第1打席ではオラクル・パークでは自身初となるヒットを放っており、出場2試合ぶりのマルチ安打。腰の張りを訴えて前日のパドレス戦を欠場したが、順調な回復ぶりを印象付けた。

 大谷は3回の第2打席で併殺崩れで出塁。続くフリーマンの打席で二盗を試みて飛び出すと、投手から一塁、一塁から遊撃への悪送球で一気に三塁まで進塁。しかし、一塁手の失策と盗塁死が記録され、今季10度目の盗塁で初の失敗となった。

 昨季、FA交渉で最終候補に残ったとされるジャイアンツとの一戦。オラクル・パークではいまだノーアーチだが、右翼スタンドの後方は海が広がる球場で、日本選手初の「スプラッシュヒット」は飛び出すか注目される。

 ドジャースは初回、先頭打者のベッツが右翼席に本塁打を放ち先制。5連勝を目指す先発の山本由伸投手は1―0で迎えた2回1死一、二塁から8番のマトスに今季初本塁打となる左翼への3ランを浴び逆転を許し、5回まで3失点。(写真はAP)